前島コラム

テックピット便り #45

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 新車なのに、パンクしているロードレーサーがありました。たまには、こういうこともあります。・・・で、タイヤを外してチューブを取り出して、エアーを入れてパンクの箇所を探してみたら・・・外側ではなく、内側からのパンクです。

???で、リムフラップを外してみると・・・なんと!! リム内側のダブルウォール部分に4箇所、型押ししたような窪みとその周りにバリが出ているではありませんか!!
これが原因でした。

 想像ですが、ホイール工場でスポークのニップルを自動で締め上げる機械の、ニップルドライバー部分が誤った位置に当ってしまったのではないか、と思います。メーカーに連絡して、すぐに代品を用意してもらいましたが、珍しいケースでした。

 自転車部品も工業製品ですので不良品が発生することは、実際あります。私たちテックスタッフも日夜、目を光らせて組立、調整を行っています。問題が発見されれば、メーカーに必ず連絡を取り、交換や対策を講じています。それが、製品の改良、改善になり、より良い製品を作る一助になるはずだと信じているからです。

 もし不具合がありましたら、何時でもご相談ください。メーカーとユーザーの橋渡しも私たちワイズロードの大切な役目です。

2012.2.18  前島裕
 



テックピット便り #44

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 MAVIC キシリウムSL の修理が持込まれました。4~5年は使用されているホイールで、最近スポークの1本を曲げてしまった、ということです。

 キシリウムはアルミ合金の一種「ジクラル」のスポークを使用した超軽量のロード用ホイールです。最近多くなって来ている、アルミリム側に雌ネジが切ってあり、雄ネジ状のニップルをねじ込む形式です。このニップルも軽量化のためアルミ合金製で、経年劣化か?緩めようとしたら、割れてしまいました。さあ!大変!

 ・・・で、試行錯誤の末、どうにか無事はずれました。他にも傷ついたスポークが多かったので、結局12本セットの内、9本を交換する事にしました。スポーク部分はさほど傷んでいないように見えて、実際ニップルが割れそうなものが多かったです。 同じ形式のホイールを使用されている方は、ご注意を。

 

2012.2.14   前島裕

 



テックピット便り #43 特価車紹介

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 当社倉庫に眠っていた名車を紹介します。
 その名は「ANTARES 2.3」。700X32Cタイヤを着け、カンチブレーキ仕様のツーリング&シクロクロスバイクです。
 
 このバイク凄いのは何と言っても、メインフレームがチタニウム合金、フロントフォークとバックフォークがカーボンファイバーという高級車なみのフレームスペックだということです。パーツのスペックはチョッと旧モデルのシマノTIAGRA 9Speedですが、いずれお望みにチューンナップするのも楽しいでしょう。

 今回は極少数ですが、フレームとパーツが用意できましたので、テックで組み立てました。フレームサイズは420と470ミリ、アウトレット特価で¥84000です。ぜひ一度、ご来店の上ご覧下さい。絶対のお買い得車です。

2012.2.11  前島裕

 

 



テックピット便り #42

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 最近、またピストバイクにブレーキを取付ける依頼が多くなってきています。警察の取締りは益々強化されているようで、あるピストのお客様は警官とすれ違うたびに、注意されたとか。違反切符を切られたという話も沢山あります。しかしこれはあたりまえの事です。私たちワイズロードは正統なる自転車文化を広める事が使命と考えています。従って違法改造車のお手伝いは一切致しませんのでご理解お願い致します。

 この頃ピストバイクの中で、ブルホーン型ハンドルを見かけることが多くなって来ました。そのほとんどのバイクはブレーキレバーは付いているものの、ロードレーサーのアシストブレーキレバーを使用しています。メーカーの都合もあるのでしょうが、私はお勧めしません。
スピードを上げて走っている時やスタート時には、ブレーキレバーのない本来のグリップ部分を握ることになるからです。この状態では、いざ!という時にブレーキがかけられないからです。これは、非常に危険です。たまにテストライドする機会がありますが、怖くてなりません。
出来る限り、ブルホーンハンドル専用のブレーキレバーに交換する事をお勧めします。ご相談くださいね。

2012.2.5  前島裕

 



テックピット便り #41

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 今週はキャノンデールのマウンテンバイクがタイヤ交換などの作業で持

込まれました。

 タイヤ交換が終わり、念のため変速機の調整をしてみると、やはり不調

です。見るとリヤディレイラーハンガーが内側に曲がっています。角度は

若干のようですが、変速機がおかしな動きをします。このままだと、ロー

側に変速したときスポークに巻きこまれる危険があります。それで、修正

工具で平行を出そうとした途端、ポキッ!っと折れました。

 フレームメーカーは世界中に数え切れないほどありますが、そのリヤデ

ィレイラーハンガーはみんなバラバラです。メーカーだけでなく、モデル

でも、年式でも違うので店で全部を在庫することなど出来ないのが現状で

す。何とかなりませんかねー?と、全国のショップでは思っているはず。

 一般的にリヤディレイラーハンガーはアルミ合金製で、軽い狂いなら修

正出来ますが、繰り返し修正は出来ません。柔らかいアルミ合金を使うメ

ーカーの物は、ちょっと倒しただけで簡単に狂います。修正も簡単なんで

すが。そんな中、キャノンデールのリヤディレイラーハンガーは非常に硬

いアルミ合金で出来ています。たぶん焼き入れをしているのではないでし

ょうか? これは、曲がりにくい事を目指しているのでしょうが、逆に修

正しようとすると折れることが良くあるのも確かで、私たちも注意をして

います。

 また、新品のリヤディレイラーハンガーを取り付けたときは、必ず平行

をチェックしますが、平行が出ないフレームもよくあります。ディレイラ

ーハンガーだけでなく、それを取り付けるエンド部分もダメージを受けて
いるんですね。並行が狂ってくると、変速の不調や異音がでますから、そんな時はいつでもご相談ください。

2012.1.28 前島裕

 

 

 



テックピット便り #40

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 先日ご依頼の震災で浸水したロードレーサーの続編です。
とにかく一度フレームからパーツを全部下ろして、状態を診ました。

1)まず、ヘッドパーツを分解してみると(シマノ600のヘッド小物です)、カートリッジベアリングが渋くてまともには回りません。さらにベアリングを分解してみましたが、グリスが完全に抜けて、ボールベアリングがサビ色。カートリッジタイプなのでココだけ交換することにしました。

2)BBは意外とヘッド程ひどくはないのですが、さらされた状況を考えて新品に交換することにしました。

3)ホイールは、ゴリゴリ言うハブの分解をしようとしたら、なんと!フリー本体が完全に固着していてまったく回りません。年式も古いので、ホイールは修理はやめて新品に交換する事になりました。

4)ペダル、チェーンを新品に交換して、つまり回転部分はすべて交換する事となりました。

組立てが完了したら、写真のようにピカピカです。やはり、キチンと造り込まれたクロモリフレームは時間が経っても良いものです。ワイヤーもバーテープもタイヤも新しくしたら、「これ、売物ですか?」と何人にも聞かれました。古くなるほど味わいが増すモノは「ビンテージ」の素質を持つ優秀な製品です。ぜひ、大事に永く乗り続けてほしいですね。

2012.1.21  前島裕

 



テックピット便り #39

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 今週、持込まれたのは25年程前の3レンショーのマウンテンバイクです。まだ本当に極初期のマウンテンバイクなので、もちろんクロモリ製で、トップチューブは当然のように水平です。かつぎやすいようにトップチューブの後ろの方にショルダーパイプが付いています。ラグではなく、溶接でもなく、ロウ盛りをしてヤスリで整えるラグレス工法で綺麗に仕上げられています。

 この時代はまだマウンテンバイク専用のコンポーネントパーツが発売される前なので、ディレイラーはシマノの初期型の「デオーレ」、クランクはサカエの「カスタム」ハンドルは日東のブルムース型、リムはアラヤのタコ穴でゴールドで幅広、とにかくクラシックです。

 スポークが一本折れているので持込まれたのですが、フレームからホイールを外してみたら、何と!!ハブシャフトが折れていて、ポトリっと落ちました。古いラージフランジのナットハブで、おまけにボスタイプの6段のフリーギヤが付いていたので、この際ハブを交換してカセット式の9段のスプロケットにすることになりました。シフトレバーがインデックス機構ではなく、ラッチェット式のサムシフトなのでこういう時は便利ですね、何段変速でも何とか対応します。スポークも新しくして、綺麗によみがえりました。

 古いバイクが眠っていたり、部品が壊れたままになっていてお困りの時は一度ご相談ください。30年前位までなら何とか対応方法が見つけられると思います。長く眠らせているのモノは「ビンテージ」への資質がある場合が多いんですね。良いモノを長く使う、これも私たちが出来るエコロジーの一つではないでしょうか。

 2012.1.14 前島裕

 

 

 



テックピット便り #38

 

 今日持込まれたロードレーサーは、去年の震災で津波に浸かってしまったバイクです。比較的早く引き上げられたお陰で、一見大きな損傷は見かけられませんが、海水に浸かったので錆が心配です。おそらく引上げられてからすぐに水洗いされたようで、10ヶ月経った今も目立った錆がない。大切にされていた証拠でしょう。

 さすがに、チェーンは錆びて取外してありますから新品に交換。BBはカートリッジタイプなのでとりあえずそのまま使用します。取外せるパーツは一度外してチェック。タイヤ、ワイヤー、ハンドルバーテープなどの消耗品は全て交換して、ヘッドパーツはグリスアップします。
 

 大事な愛車はこうして永く使ってあげたいものです。あなたの所にも眠っている愛車がありませか?自転車は走らせてこそ機械としての価値がある、と思います。そんな方のお力になりたいと、私たちテックスタッフは何時もお待ちしています。

2012.1.7  前島裕120107.jpg



テックピット便り #37

 

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またまた古めのBD1(プジョーパシフィック18ですが)がオーバーホールで持込まれました。このバイクはチェーンステイのエンド部が切落としたままで、フォークのリンク部分の組合せが今と逆のフレームなので、おそらく15年以上経っています。ホコリが積もってフレームの表面はザラザラしていましたが、雑巾がけとパーツクリーナーと一部メタルコンパウンドで磨くと新品の輝きが戻りました。このくらいの高額な折りたたみバイクを持つ方というのは、皆さん自転車好きでモノを大切にする方なので、保管状態も良いのでしょう。

 全体を良く点検すると、ステムのハンドルクランプ部分に小さなひび割れが出来ていました。このバイクはオープンタイプで二本ボルトなので、ボルト一本の初期モデルではないのですが、やはり壊れることがあるんですね。ボルト一本のステムはかなりの確率でクラックが入り壊れますので、もしそういうBD1にお乗りなら早めに交換することをお勧めします。このバイクはハンドル折りたたみ部分のレバーのサビがひどかったのですが、レバーがアルミ製の最新パーツに変わり見た目にもグッと綺麗に変身できました。

 BD1はかなりの部分が最新のスペアーパーツが使えます。オーバーホールだけでなく、前向きな改造、改良のチューンナップもご相談下さい。一度全部ばらしてフレーム再塗装も出来ますよ。世界に一台のバイクを造ってみませんか?

2011.12.31   前島裕

 

 



テックピット便り #36

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 今月に入って、交通事故で修理の依頼が急増しています。ほとんどが交差点での接触事故で、その内半数はフレームやフォークの損傷がひどく、全損扱いになっています。幸いにも本当にひどい重症のケガをされた方はいらっしゃいませんが、どんなものでも事故は絶対避けたいですね。

 やはり、夕方や夜が多く、自転車がいかにクルマから見つけ難いかをあらためて感じさせられます。止まっているクルマに衝突するという事故は、まずほとんどありません。クルマからぶつかって来られるわけで、その質量、スピードからくる破壊力は簡単に自転車を廃車にするわけです。

 一件の事故ではドライバーは「ぶつかる瞬間まで自転車には気付かなかった。」と言ったそうです。これはしかし、多かれ少なかれどの事故にも言えると思われます。つまり事故に遭わないためには普通に走っていたのではいけない!という事です。常に自転車側が注意して、クルマ側が気がつく位置を走り、交差点では特に目立つことが大事でしょう。

 窓を閉め切っているクルマと違って、自転車は見る事だけでなく同時に周りの音を聞きながら走っているので、状況を把握する能力はクルマより数倍高いはずです。クルマが私たち自転車に気付きながら走っていると思ってはいけないのではないでしょうか?
今、この時点では私たち自転車側の自己防衛体制を確実にする事が事故に遭わない最善の方法だと思います。クルマからも目立つための明るい色のウエア、走り止る時の位置、交差点での徐行と注意、見るだけでなく音を聞く注意を怠らないようにしたいものです。

2011.12.24  前島裕



テックピット便り #35

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 年末目前で修理やオーバーホールが多い今日この頃です。タイヤの交換が多いのもこの時期ですが、マウンテンバイクやクロスバイクのタイヤをオンロード用の細いものに換えたいという注文が目立ちます。もう寒いし山には行かないから、マウンテンバイクでツーリングに行こうか、ということのようです。

 通常のマウンテンバイクは26X2.0くらいの太めのタイヤが着いています。お客様のイメージではまるでロードレーサーのような細いタイヤにしたい。そうすればロードレーサーのように軽く速く走れるのではないか?というわけです。しかし、現在26インチHEタイプでは1.0のタイヤがほとんど生産されていなかったり問題はいろいろあります。また、リム幅に適応しない太さのタイヤはお勧めできないので注意が必要です。

 今回のお様はキャノンデールのマウンテンバイクF400、リムはワイマン社製でリム幅は24ミリでした。リム幅に対するタイヤサイズの適応表を見ると1.25の太さなら安全サイズです。1.0だとお勧めできないサイズでした。そこで、マクシスのデトネーター26X1.25のタイヤにすることになりました。

 リム幅/タイヤ太さ対応表がありますので、ご心配な方はテックコーナーまでご相談ください。他にもいろいろアドバイスさせて頂きます。お気軽にどうぞ!

 

2011.12.17  前島裕



テックピット便り #34 

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 「どう調整しても、チェーンがリヤスプロケットの内側に外れてしまう。」と言うロードレーサーの修理依頼がありました。リヤディレイラーはスラム社のFORCE。何軒かのショップで診てもらっているそうですが、原因がまったく判らないとのこと。当店で販売したバイクなので、ここは絶対最後まで面倒を見させてもらわなければ、と色々な角度から原因を探しました。

 まず疑ったのは「リヤディレイラーハンガー」の平行度が狂っていないか?・・・若干内側に曲がっていましたが問題になるほどではありませんでした。以前にもこのコーナーで書きましたが、よくある症状です。このバイクも調整スタンドの上ではまったく問題なく作動しますし、チェーンの脱落も起こりませんでした。
 
 お客様の話では、しばらく走っていると、だんだんストローク調整ボルトが緩んでくるのか?外れ始めると言う事でした。で、次に疑ったのがこのストロークアジャストボルトです。このボルトは調整するときも、強くグルグル回すようなことはないので、壊れるようなことは普通ありません。一応ボルトを抜いてチェックしてみると、ボルトは金属製ですが、雌ネジ側が埋めこみ式の樹脂製でした。シマノは雌ネジ側もアルミにネジを切っていますが、樹脂のネジは緩み難い反面、簡単に壊れる可能性があります。もう一度バイクにセットして、ダブルタップのレバーを思い切り推し込んでみると、何やらグニュッ!っという感覚があって、見事にストロークアジャストボルトはネジ山を越えて動いてしまいました。ここが原因でした。 「走っているうちにネジがずれているようだ。」というお客様の印象はまさに的中です。やはり、実際に走っているライダーの感覚は確かですね。何処で、何時壊れたかは不明ですが、メーカーさんは交換パーツを出してくれました。いつもお世話になります。

 お客様に安心して乗っていただける事が何よりです。そのために、私たちテックも毎日が勉強です。不調や故障などは、実は良い研究材料を提供してくれている、ということでもあるわけですね。とにかく、何かおかしいな?と感じたら何時でもご相談くださいね。

2011.12.10  前島裕
 

 

 



テックピット便り #33

 

111126.jpg 今週は事故の修理が続けて何件も入っています。写真は真横からクルマに衝突された事故で、大きくクランクが捻じ曲がっていて、その衝撃の強さを感じます。ここまでひどくクランクが捩れたように曲がる事はめったにありません。スポーツサイクルは走りの良さ追求して軽合金やカーボンなどの部品の集合体ですから、衝突事故に対する強度などを犠牲にしていることは確かです。事故にはくれぐれもご注意を。

 この事故車はクランクはもちろんダメですが、フレームも変形していました。中央部への大きな衝撃のため、後半部が右側に曲がっていました。前後のホイールの平面が一致しない状態のなってしまっていて、これでは真直ぐに走れません。したがって全損扱いです。大事な自転車がもう乗れないものになってしまうのは辛いですね。

 最近の事故に多いのは、何故か真横からの衝突です。相手のクルマのスピードによっては致命的な事故になります。出合い頭の衝突と言うのはお互いの安全確認不足が原因ではないでしょうか。見えない街角には危険が潜んでいるのが当然だ、と思っていたほうが間違いありません。今青の信号は、すぐに赤になると思っていた方が良いのです。黄色の信号は止まれだと思った方が安全なんです。事故で自転車屋を稼がせないように、常に危険を回避する想像力が今問われているのではないでしょうか。

2011.12.3 前島裕

 

 

 



テックPIT便り No.32

 

 

111119tech.jpg 最近、テックコーナーのコンプレッサーが不調なので今朝からスタッフ前田が水抜き作業を始めました。タンクの下の排水コックを緩めたら・・・・・茶色いサビの水がドーッ!っと流れ出して、アルミのバットを飛び出して床がサビ水だらけになってしまいました。とほほ~。でも、その後はコンプレッサーの調子はスッキリ快調! やっぱり日頃のメンテナンスは大事ですね。ついでに床の雑巾がけも出来て、綺麗になりました。こういうとこがプラス思考でヨロシイ。

 自転車も同じです、たまには自分の愛車をじっくり観察して悪い所の洗いだしをすることは大事。今日はあいにくの雨模様ですし、愛車を部屋に入れて、上下、左右、掃除しながらジックリ観察してみませんか?何か不安な箇所や、壊れている部品など見つかりましたら早めに交換したいものです。

 夏に酷使した自転車、新年を迎える前にオーバーホールする注文が多くなってきています。年末になると混雑もありますので、今月あたりはねらい目です。何でもご相談くださいね。

2011.11.19     前島裕



テックPIT便り 31

 

 

111112ギヤ0441.jpg 写真は修理で持込まれたBD-1に付いていたチェーンリングです。ギヤの刃先が減ってまるで鮫の歯の様になっています。これ程磨耗したギヤを見たのは久しぶりです。年式は7~8年前のモデルですが、相当走りこまれているのが分かりますね。

 今回はこのチェーンリングとそのカバー、リヤスプロケットも換えるので同時にチェーンも交換しました。さらに表面が剥がれかかったサドルとハンドルグリップも交換して、人間の年齢で10才は若返りました。クランクを外す都合があったので、ついでにBB周りから始まってフレーム全体を磨いたら、さらに10才若返り!
 
 当然ですが、よく走る方ほどメンテナンスは必要ですね。あなたの愛車はいかがですか? タイヤなどゴムの消耗パーツは分かっていても、スポーツサイクルはアルミ合金のパーツが多いので消耗が意外と早いものです。ご注意を。何だか調子が良くないと感じたらいつでもご相談くださいね。

2011.11.12  テック 担当 前島裕



テックPIT便り 30

 

 

s-014.jpg 震災以来修理のお持込は増える一方で毎日色々な自転車が持込まれます。当ワイズロードではご存知の通りスポーツ自転車だけしか取扱っていませんが、様々な修理やチューンナップやカスタムです。

 その中で最近よく見かけるのが「サドルが斜めに傾いている」バイクです。どうもご本人は気が付いていないか、気にしていないようですが、修理をする私たちから見るとどうも気になって仕方ありません。ペダルを回していると身体がおかしくなるのでは?と心配してしまいます。自分では転んだことも、倒したこともないのにいつの間にか???というケースがほとんどです。たぶん駐輪している間に倒されたりしているんでしょう。

 サドルをシートポストに固定する「ヤグラ」と呼ばれている部分にサドルのレールをはさみます。この部分はほとんどのスポーツ用サドルは太さと幅が共通なので、交換は意外と簡単です。傾いたり、変形しているのはもちろんですが、自分にジャストフィットのサドルを見つけると、100キロでも200キロでもお尻が痛まないで走れます。今度交換してみませんか?

11月5日 

 



テック便り(29)

テック便り 10月30日
 
 またまたオーバーホールのご注文、今回は「オーバーホールB」です。

 

s-003.jpgこれはパーツをフレームから一端全部取り外して、フレームを洗浄して当社の完成車にも施しているWAXOYLを使用してワックス掛けをして、一から組立て調整をするコースです。

 

お持込のジャイアントFCR-ZEROは5から6年前のモデルです。

 

フレーム全体に油汚れが広がり、まるで表面に汚れの幕が一層をなしているような、かなり大変な状態でした。

 

もうパーツクリーナーで落ちる状態ではありません。

仕方がないので超微粒子のコンパウンドを使って、汚れの幕を慎重に磨き上げたのがこの写真です。

 

さらにワックスを掛けたらまるで新車のような光沢が現れ、綺麗なイタリアンレッドがよみがえりました。

 

オーバーホールBは作業工賃が\27000と少々張りますが、愛する自転車のために思いきって一度お試しされてはいかがでしょう?

2011・10・30 YSTECH 担当 前島裕



テック PIT 便り 28

 

 

141414.jpg 今日メンテナンスをご依頼されたのは、15年程前のプジョーのマウンテンバイクです。

 

内容は「オーバーホールC」で、タイヤ、チェーン、ブレーキシュー、ワイヤーなどの消耗部品を全部交換します。

 

 保管状態が良いので全体には綺麗ですが、新車からほとんど部品の交換をしていないとの事。

 

タイヤにはバッテンマークが現れていて近々にサイドからのパンクを起こしそうな状態です。

 最近こんなタイヤで持込まれるケースがよくありますが、乗っても乗らなくてもタイヤの寿命はあります。

 

走行面のトレッド部がツルツルなのは判りやすいですが、サイド部は気付きにくいものです。

 

縞模様やバッテン模様が現れたら要注意です。ご相談くださいね。

 

2011.10.22 YsTech担当 前島裕



テックPIT便り(27)

ハブ.JPG10月15日

 

 

   今週はハブのオーバーホールの依頼が数件続きました。

 

皆20年以上前の製品ですが、こういうハブは分解してみると意外ときれいです。

 

古くて干からびているグリスを洗浄すると、ベアリングも玉押しもまだピカピカで「まだまだ現役だぜ!」と部品が言っているような気がします。

 

それ程高級品ではなくても、ボールレースは走ってグリスアップを繰り返していると自然に磨かれて綺麗になるものなんですね。

 

丁度使われている鉄道の線路が光っているのと同じ理屈です。

 

もちろんここに持込まれるバイクは愛されているものばかりなので、保存状態が良いのでしょうけど。

2011・10・15 YsTECH担当 前島 裕



テックPIT便り(26)

10月8日

001.jpg今「オーバーホールB 」の作業をしています。

 

ブリヂストン製のクロモリのロードレーサー「グランベロ」で、25から30年前当時の最高峰のフレームです。

 

当時はまだ一般的でなかったのでロストワックス製ではないプレスラグですが、シマノEFショートエンドやBBには大きな軽量のための肉抜き加工、シート部の木の葉にはBSのロゴが入って丁寧に仕上げられています。

 

さすがに長い年月が経っているので傷や錆びがチョコチョコついていますが、まだまだ実用に耐える良い状態です。

 

さて、これからパーツの洗浄です。
 

 

あなたの所にも眠っている愛車はありませんか?

 

大事に長く使うことも「エコロジー」のひとつですよね

 

一度ご相談ください。


2011/10/08

Ystech 担当 前島裕



テックPIT便り(25)

10月2日

 自転車のチェンにはオイルが必要です! 

 

001.jpg今週修理や不具合で持込まれた自転車の中で、チェンがサビサビでマッカッカというのが非常に目立ちました。

 

「何だかチェンから音がするんです。」と言うことで診てみたら、チェンがカラカラに乾ききって真っ赤に錆びているなんていう状態です。

 

「最後に何時オイルをやりました?」と聞くと???「???何ヶ月か前かな?」とか、ひどいのは「買ってから一度もやったこと無いです。」

 

というのも実際あります。

 

まったく驚かされましたが、これはけっこう普通のようで街中を走るママチャリでも真っ赤なチェンをよく見かけます。
 

 

しかし、チェンにはオイルが必要です。200キロ走ったら一回は注油してくださいね。

 

PS.「釣った魚には餌はやらん」などと言っていてはいけません。愛車ならなおのこと、良いオイルをきちんと差してあげて下さいね。


 2011/10/2 Tech担当 前島裕



テックPIT便り(24)

9月24日

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昨日持込まれたロードレーサーは当店で販売してまだ一月程で、後輪のスポークが数本ガタガタに緩んでいました。

 

緩んでいるスポークはみんなニップルが外れてリムの中に落込んでいてスポークだけがブラブラという状態です。

 

このホイールは、フロントがラジアル組、リアはギヤ側がタンジェント組で反対側がラジアル組という組み方でした。

 

以前にもこのコーナーで書きましたが、スポークを放射状に配置し、交叉しないで組上げる「ラジアル組」のホイールはスポークが非常に緩みやすいです。

 

今回のケースもやはりラジアル組の部分で、一本でも緩いスポークがあると全体のスポークテンションに影響して、意外とあっけなく全部のスポークに波及してガタガタになることがありますのでご注意を。

 


 本来ロードレーサー初心者が乗るホイールとしてはお勧めしないところですが、そういうホイールをアッセンブルするメーカーがあることも現実です。

 

当テックでは組立ての際にホイールの振れは十分注意して修正していますが、実際に走行するとスポークやニップルやハブの馴染みが出て振れたりスポークテンションが下がることがあります。

 

 

特に新車には起こりやすいのでそんな時は迷わずお持込ください。

 

2011 September 24 Tech担当 前島裕


 



テックPIT便り(23)

9月17日

 

RIMG0386.jpg写真はプジョーパシッフィック18(BD-1の別ブランドの兄弟車です)のハンドルポスト交換風景です。

 

旧タイプでも現行のハンドルポストが使えますのであきらめないで大丈夫です。

この所低年式のBD-1の修理がよく持込まれます。さすがに10年以上経過しているのでアチコチ痛むのは無理ありません。

消耗パーツを交換するオーバーホールCを受けて頂けば走りについてはほとんど新車の状態まで戻せますが、最近多いのはフレームのクラックなどを発見することです。
 

先日持込まれた物はフロントフォークとコラムジョイント部のクラックでフォークを交換しました。

カラーを揃えるため再塗装もしましたので、綺麗に元の状態に戻せました。ここは非常に危険な部分です、もし小さなひび割れでも発見したときはすぐに使用をやめてご相談ください。

 もうひとつ旧タイプBD-1に多いフレームのクラックはシートピンを差込むいわゆる耳部分です。

 

ここにクラックが入ってしまうと交換パーツがありません。

 

新車にする以外ないですので、ご注意を。あまり無茶に締めすぎないように優しく扱ったほうが良いでしょう。

2011 September 17  Tech担当 前島裕

 



テックPIT便り(22)

2011/9/10

 先日ご注文をいただいたソフトライド社のロードフレームの再塗装が仕上がって来ました。お客様の希望はむかしのクラインのような綺麗なパール塗装。最近ではブリヂストンアンカーのオーダー色にあるイリュージョンカラーの「マジョーラ アンドロメダ」という光の当り方によってパープルやグリーンに見えるカラーで塗装することに決まりました。。これが実に綺麗に仕上がりお客様にもご満足の声を頂き、私もほっとしました。これから部品の組付けですので、タイミングが良ければ見られるかもしれませんよ。
 古いバイクも再塗装をすればまるで新車になります。今までのパーツが今度は古く見えるので結構他の部品交換が必要になり費用もかさみますね。しかし本当に大切な愛車なら再塗装を考えてみてはいかがですか? ご相談ください。

担当:前島

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テックPIT便り(21)

 
 最近急増の修理依頼は「自転車のキシミ音」です。

 



テックPIT便り(20)

テックのお仕事

 チューンナップのひとつにフレーム「再塗装」があります。

オーダーメイドで製作したフレームは世界に1台だけです。だから塗装が痛んできたら再塗装するのは当り前でした。そうしてやれば新車のように綺麗にリフレッシュします。もちろんオーダーフレームだけでなくあなたの今のバイクだって綺麗に生まれ変わります。

最近持込まれたのはちょっと古いクロモリ製のファニーバイクフレーム。
アルミとカーボンを使用したソフトライド社のロードレーサー。
今、BD-1のフロントフォークの再塗装の依頼も相談中です。

塗料の種類、色の種類、マスキングなどなど、無限の組合せで世界で1台のバイクに仕上がります。
ご相談ください。

 

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28th August 2011 Tech班 前島裕

 



テックPIT便り(19)

テックのお仕事

この所、単なる修理に加えて「チューンナップ」の要望がとても多くなってきています。

ティアグラベースのロードレーサーを全て105に載せ変えて20速に改造。
バッドボーイのパーツを可能な限りロード系に交換してスピードアップを狙う改造。

女性のロードのお客様はブレーキ本体がややプアな台湾メイドなのでこの際シマノに入換え、ついでに駆動系を105にして20スピード、手が小さいのでデュアルコントロールレバーはショートリーチのR700に。

などなど、一人ひとり要望は様々ですがそれは当り前です。

あなたの理想の愛車に一歩でも近づけるよう、テックスタッフの経験と知識を利用して下さい。
お待ちしています。 

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20th August 2011 Tech班 前島裕



テックPIT便り(18)

テックニュース 「サイクルコンピュータの異常表示解決策」

 先日、キャットアイ社が当店スタッフのために新製品説明会を催してくれました。6月下旬発売開始よていの「inou」とハートレイトモニターの製品紹介が中心でした。inouは衛星通信を利用して走行したコースを記録し、同時にハンドルに取付ける本体のカメラが静止画または動画を連続撮影します。さらにネット上で自分のサイクリングを公開したり、世界中のサイクリストの情報が見られるというサイクルコンピュータの未来像を予感させるグッズです。
詳細は各方面でも今後お知らせされることでしょう。もちろん当店でも取扱いますのでお楽しみに。

 さて、キャットアイのスタッフとも直接話す良い機会だったので、いろいろな質問をしました。以前お客様から相談されて困ったことも聞いてみました。
「強力なライトを付けたらサイクルコンピュータが変な数字を表示したのだけど。」ということ。キャットアイのお話では「確かにそういう事例があります。」そんなときは「ライトをサイクルコンピュータから出来るだけ離して取付けて下さい。」とのこと。解決策の一つとしては「ライトをハンドルの下に吊下げるように取付けることでも解消できます。」

 また、高圧鉄塔の近くなど強力な電磁波を発するものからは悪影響が出ることがあるそうですが、サイクルコンピュータのデジタル化を進めているので今後は徐々になくなっていくそうです。

 

 

 29 May 2011  TECH班 前島裕




テックPIT便り(17)

テックのお仕事 「最近多い作業」

巷は春真っ盛り。サイクリングシーズン突入です。そのせいか?しばらく眠らせていた愛車をメンテナンスに持込まれることが多くなってきました。

今週は当社オリジナル「アンタレス」それも15年程前のクロモリ製ロードレーサーが持込まれました。私も自社の工場で製作したオーダーメイドフレームを何本も愛用していますので、オリジナル車には特に愛着を感じます。それを持込まれるのはとっても嬉しいものです。

今回の作業は「オーバーホール A 」一旦フレームからパーツを全部外して、最小単位に近く分解し洗浄、フレームも洗浄してワックスを施します。
期間は1ヶ月くらい、作業工賃は¥47000(部品代は別)新車のようによみがえります。
是非一度ご相談ください。

 

RIMG0304.JPG 23 April 2011  TECH班 前島裕



テックPIT便り(16)

テック報告「最近多い修理」

ここ一週間で数件の「シートポストが抜けない」というケースの依頼がありました。
皆、クロモリ製のフレームで、数年サドルの高さも全く変えず抜いたこともないという状況でした。

アルミ製やカーボン製フレームではほとんどこういうことはないのですが、鉄の合金であるクロモリにアルミ製シートポストの組合せでは特に注意が必要です。フレームとシートポストのわずかな隙間に毛細管現象で水が浸入すると鉄の表面に錆びが発生して内径が小さくなりアルミ製のシートポストを締めつけるようにして固着してしまいます。こうなってしまうと簡単には抜くことはもちろん回すことも出来なくなります。今回持込まれたうち2台は完全に固着状態で残念ですが諦めていただきました。

こうなることを避けるために、クロモリフレームをお使いの方は特に定期的なメンテナンスをお勧めします。半年に一度はシートポストを抜いてクリーニング、フレーム内部の錆びを確認してフレームのシートチューブの縁にグリスを塗りつけて水の浸入をくいとめましょう。

ちなみに、当社ワイズテック基準では新車時の作業で必ずグリスを塗布しています。水に強いデュラエースグリスを使用します。カーボンの場合はスクラブ入りのフィニッシュラインのファイバーストップを使います。

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 12th April 2011  TECH班 前島裕

 



テックPIT便り(15)

本日のテックの作業

 「震災時自転車通勤車の修理」

 この度の東北関東大震災で被災されました方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
私も含め当社スタッフも自転車通勤が多くなっています。電車の運行が不確実であることももちろんですが、節電にもなりますし、自分にとっても健康増進に役立ちますね。

さて、このところ多い修理はパンクとブレーキシュー交換です。これらは少しの練習で誰でも出来るようになりますから、一度挑戦してみませんか?パンクのパッチ張りは難しくても、スペアチューブの交換ならタイヤレバーとポンプがあれば意外と簡単です。ツーリングに出掛ける時は必需品でもあるので、この機会に練習してみましょう。

ブレーキシューの交換はVブレーキなら5ミリの六角レンチ1本あればできます。ディスクブレーキはキャリパー本体のタイプによって沢山の形があるので選ぶときは注意してください。それさえ間違えなければけっこう簡単、これも一度お試しを。

 

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節電中につき店内が暗くなっております。ご了承ください。

 

 

 21th March 2011  TECH班 前島裕



テックPIT便り(14)

本日のテックの作業

 「新車からハンドルとステム交換」

 今日の作業は、GIOS vintage のハンドルとステムの交換です。

このモデルはその名の通りクラシックなスタイルが売りのクロモリ製フレームを使用したロードレーサーです。
いまどき珍しくダブルレバー式変速レバーで、ホイールも最近流行りのエアロリムのラジアル組ではなくトラディショナルなタンジェント組みしかもアルミの磨きリム。クラシック好きにはたまりませんね。

しかし、ハンドルがアナトミック型でステムはクランプ部がオープンタイプ、ここが気になるということでしょうか。ハンドルは日東社製のモデル#185、チネリなら#64ジロデイタリアタイプ。ステムは日東の名作パールに交換です。

これで更に王道のクラシックスタイルに近づきましたね。

こんな新車時のチューンナップもご相談ください。

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 13th March 2011  TECH班 前島裕

   

 

 



テックPIT便り(13)

本日のテックの作業

 週末は車輪のスポーク切れの修理依頼が3件立て続けに入りました。最近の新型ホイールは首が曲がっていない専用のスポークを使用していることが多く、スポーク切れは非常に少なくなりました。今回持ち込まれた修理はやはり従来型の方式で組まれたものばかりです。

スポーツ車に使用されているステンレス製スポークの引張り強度はおよそ150キログラム。もちろん1本で、です。しかしこれは真っ直ぐに引張った時のもので、折れるのはほとんど曲がった首の部分か、ネジが切ってある部分です。

ハブのスポーク穴の縁の面取り処理が良いものと悪いもので差が出ます。また穴のサイズが大き過ぎればガタがでる可能性が高く、おれる危険も高くなります。レース用の高級ハブはこのあたりのノウハウも設計に生かされているのですね。

今回の中の1台は2本のスポークが折れていて、全体にスポークテンションが低く、ほとんどゼロからの組み立てに近いものでした。スポークは1本でも切れたり緩んだりしていれば、他のスポークやリムに影響します。案の定リムそのものにも歪みが出ていて振れ取り終了後もスポークテンションにはバラつきが出てしまいました。


ホイールの振れを発見したら、早めに修理をオススメします。
スポークテンションの乱れからスポーク切れを起こすこともあるのです。

 

※画像はイメージです。

 

7th March 2011  TECH班 前島裕



テックPIT便り(12)

本日のテックの作業

今日は同じ状況のホイール修理が2件続きました。

2台ともリムが破裂しています。
これはブレーキによる磨耗でリムサイドが薄くなり、ついには割れたというものです。

1台はメッセンジャーをされているお客様で、仕事柄そうとうな距離を走っています。
雨の日に良く走る方はブレーキ砂などを噛むのでリムが痛みやすいですね。
更にシューの交換時期を延ばしているとシューの金属部分が露出してリムを激しく傷めますしブレーキが効きませんからご注意を。

 

リムバースト.jpg  

27th February 2011  TECH班 前島裕



テックPIT便り(11)

本日のテックの作業 オーバーホール  B」

春も近い今日この頃、シーズンインに向けてオーバーホールや修理が多くなってきました。

今回持ち込まれたのは、クロモリ製の20インチミニロードで珍しくカンパニョロのパーツで組み上げられています。程度は良いですが、しばらくは何のメンテナンスもされていないようなので、この際「オーバーホール B」で作業をお受けしました。

この作業は、一度フレームからパーツを全部下ろして、フレームをクリーンナップして更に当社独自のワックス処理を施します。そして消耗しているパーツなどを新しくして、組立て整備を完全に行うという作業です。

フレームの塗装の経年劣化が進んでいるので、ほとんど「つや消しの黒」状態だったものですがこの処理でかなり艶がよみがえりました。ワイヤー類も新しくなったので調子は良好になり、バーテープもスエード革調にして高級なたたずまいも出ました。

 

料金は作業のみで¥27000 パーツは別途、ご希望によりお選びいただき決定します。

 

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19th February 2011  Tech班 前島 裕



テックPIT便り(10)

 本日のテックの作業「ホイール組替え」

 今回のお客様の相談は「旧いマウンテンバイクの組立に使いたいが、フレームのリヤエンド幅が126ミリで手持ちのホイールのオーバーロックナット寸法が135ミリなので困ってしまっている。」ということ。ハブシャフトを入れ替えられますか?ということですが、このハブが懐かしいサンツアーのXC-PROで交換パーツはありません。またスプロケットも当時のサンツアー製のカセットタイプ7段なのでシマノとは互換性もなく、今後の消耗を考えると勧められません。


お勧めしたのはシマノのロードレーサー用ハブに組換える事です。エンド幅は130ミリですが、片側2ミリずつ広げる事はフレームへの影響はほとんどありません。リヤ−センターが短い小径車やカーボンフレームには勧められませんがクロモリのマウンテンバイクならまったく問題ありません。

  そこで、シマノのFH-6700 アルテグラを使用して、カセットスプロケットは8段で1段は遊ばせてセッティングすることになりました。リムは活かしてスポークとハブの交換組立作業に入ります。

 皆さんも何かお困りのことなどございましたら、何でもご相談下さい。できる限りお力になりたいと思っています。

 

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13th February 2011  Tech班 前島 裕



テックPIT便り(9)

 

「手組ホイール」 承ります。

 

110204テック.jpg

 

メーカーで組立てた完成ホイールがほとんどの昨今ですが、最近ホイール組みの注文が増えています。最新のロード用ホイールはリム高が高くスポークの本数の少ないエアロタイプがほとんど、しかもフロントがラジアル組みであることも多くてカチカチの高速走行向きばかりです。手組のホイールは好みのリム、好みのハブを選び、好みのスポークで好みの組み方で、好みのスポークテンションで組み立てます。つまりライダーの体格や使用目的に合わせたオートクチュールと言うわけです。


 

写真のホイールは、アメリカツーリングを計画しているお客様のもので、700Cで耐久性の高いホイールがご希望でした。荷物を積むので高速性能の高い完成ロードホイールはリム幅も狭くて使えません。こんな時こそオーダーホイールが必要です。リムはMAVCICのA319、これは幅広タイヤ用でダブルウォール両ハト目付のしっかりしたリムです。ハブは最新のシマノULTEGRA、スポーク数は36本でもちろん直径2ミリの14番、さらに衝撃吸収と耐久性に優れた8本組み交叉で組み上げました。アメリカでも必ずしっかり働いてくれるでしょう。

 

ちなみに、ホイール組は片側組立工賃 \4800です。いつでもご相談下さい。

 

 

5th February 2011  Tech班 前島 裕



テックPIT 便り(8)

懐かしいバイクに再会 

 

 パンク修理に持込まれたマウンテンバイクを見て、アッ! な、懐かしい!!

当社ワイ・インターナショナルのオリジナルバイク「クランカー」ではありませんか!

何を隠そう、このバイクは私が勝手に企画して店長会議にかけて半ば強引に進めて作ったオリジナルマウンテンバイクなのです。

 

 

110125 クランカー copy.jpg 

 ご存知の方もあるでしょうがクランカーはあのマウンテンバイクの生みの親ゲイリー・フィッシャーの市販第一号モデルの名前です。マウンテンバイクはビーチクルーザーの改造車で山道を下る遊びから生まれたバイクなので、フレームデザインにクルーザーの雰囲気が残っています。トップチューブが2段になっていたり、シートステイにつながる曲線がクラシックな味わいでしょ。フィッシャーがリメイクする気がないようなのでそのエッセンスをもとにオリジナルという形で作ったわけです。

 

 細身のクロモリチューブでサスペンションを使わないフルリジッドフレーム。パーツは最新のデオーレ27SPEEDを使い、ヘッド部はパーツの供給を考えてオーバーサイズのAHEADに。・・・もうすぐ10年が経ちますが、今でも作っていれば大ヒット間違いなし!?の傑作バイクでした。残念ながら1回の生産で打切りになりました、あのキャノンボーイと同じ様に・・・。

 

 

 愛用して下さっている方々、ありがとうございます。もちろん私も1台愛用しています。

 

29th January 2011  Tech班 前島 裕

 



テックPIT便り(7)

 今日の作業

 

今回のチューンナップ依頼の作業は、クロスバイクのシングルギヤ化でした。ベース車は1年以上おもに通勤で使用されているFUJI アブソリュート3.0です。ほとんどがフラットな市街地走行なので変速はいらないからシンプルなシングルギヤにしたい、というご希望でした。

 

最近はシングルギヤのPIST BIKEが若い層を中心に人気です。遠乗りには向きませんが近距離での買物や通勤はもちろん、友人に会いに行ったり、デートにと首都圏の住人には便利な足でもあります。

 

カーボンやアルミ合金のハイテクなロードレーサーとは一味違い、細いクロモリやトップチューブが水平なスタイルでシンプルなシングルギヤで何となくクラシックなところが若い層のは逆に新鮮に映るようです。

 

シングルギヤ化にあたっては、オーナーが一番よく使用するギヤ比を計算して、グランジのシングルギヤコンバージョンキットの18Tに対して、フロントのチェンリングは52Tとしました。

 

取外したリヤディレイラー、フロントディレイラー、8Sカセットスプロケット、左右シフトレバー、チェンリング2枚は合計で約1300グラムもありました。全体で約10パーセントの軽量化にもなりました。

 

 

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28th January 2011  Tech班 前島 裕



テックコーナーからの便り(6)

テックPIT リニューアル!!

 

今月13日、新宿本館改装オープンでテックのPITも更にスケールアップしました。スペースがグーンと広がり三人同時に組立て調整や修理作業が出来ます。今までより更に作業スピードがアップして、お待たせする時間が大幅に短縮できます。

 

 

110122テック.jpg

スポーツバイクショップはレストランと同じだと最近よく思います。美味しい料理は清潔で機能的な厨房から生まれます。ホンモノの料理はシェフの腕とセンスとハートから生まれます。

 

自転車も同じ、メーカーから届いたままの状態では本当の性能は100パーセント発揮させられません。ホンモノのスポーツバイクは清潔で機能的なPITで、腕とセンスとハートのあるスタッフによって作り出されるものです。

 

あなたの大事な愛車は私達のワイズテックにお任せ下さい。

 

 

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23th January 2011  Tech班 前島 裕



テックコーナーからの便り(5)

 

最近多い修理 その5

 

「カセットスプロケットの磨耗」ペダルを漕ぐとガックン・ガックンする。という症状で相談される事が最近増えています。

 

特に一番小さなトップギヤと二番目のセカンドギヤの時がひどいようで、診てみるとギヤの磨耗でチェーンがギヤを乗越えて飛越すいわゆる「歯飛び」を起こしています。

この2枚のギヤは歯数が1112の場合が多いのですが、実際チェーンが噛み合っているのはその半分程。歯数が少ないだけに一つのギヤに掛かる負担が非情に大きく磨耗しやすいのですが、この歯ばかりずっと使う方が意外に多いようです。

しかしこの状態で乗り続けていても歯飛びしないことが多く、チェーンを交換すると歯飛びの症状が出ます。

実はチェーンとギヤは同時に磨耗するのでチェーンが減るとギヤが深く掛かり歯飛びが起こらないのです。

 

 

こういうお客様たちのバイクを見ると、大概フロントのギヤはまん中のミドルギヤをいつも使っている、という方が目立ちます。

ギヤ比が高くなるアウターギヤなら後ろのギヤはまん中から大きい方を使いますが、ギヤ比が低めになるミドルギヤの時はどうしても後ろはトップギヤやセカンドギヤを使わないと軽すぎるのでここばかり使ってしまうようです。

せっかく8段から10段もあるギヤですから、出来るだけ満遍なく使ってやった方が良いのです。

 

 

17th January 2011  Tech班 前島 裕



テックコーナーからの便り(4)

 

最近多い修理 その4

 

走ればタイヤがすり減ることは皆さんご承知のとおりですが、意外と見落としがちなのが「ブレーキシューの磨耗」です。

ブレーキが何だか効き難い、ブレーキが甘い、ブレーキレバーの遊びが大きくなった、というのはブレーキシューが減ってきたしるしです。

 

 

スポーツ車に多いキャリパーブレーキのブレーキシューは合成ゴム製なので、リムと擦れあって段々減って来ます。

晴天時はあまり減らないのですが、雨の中を良く走る人のブレーキシューはとてもよく減ります。

これは濡れたリムの表面に砂などが張り付き、紙ヤスリのようにブレーキシューをすり減らすからです

 

 

ブレーキシューが減って来た時はワイヤーの長さを詰めれば遊びが少なくなり効きがよみがえります。

しかし限界を超えて使っているとゴムの奥の金属部分が露出してリムの表面を削り始めるので要注意です。早めに取替えましょう。

 

16th January 2011  Tech班 前島 裕



テックコーナーからの便り(3)

最近多い修理 その3

 

やはりパンク修理はいつも多いです。アルミ合金やカーボンファイバー製のフレームが急速に進歩して価格も手頃になりました。構成部品も後ろの変速だけで10段、11段と進化して来ましたが、タイヤは相変わらずパンクします。タイヤの性能も確実に向上していますが、空気を入れる事は昔と変わっていないんですね。これは何千万円の高級スポーツカーでも同じです。

  

パンクの原因は?

 

1)針や釘やガラスの破片が刺さる。

 

2)リム打ちパンク。

 

3)タイヤの消耗で裂ける、または穴が開く。

 

4)リムフラップの劣化、または幅が不適切でニップルホールの縁でチューブが切れる。

 

以上が原因の場合がほとんどです。

 

 

その対策

 

1)       雨の日や路面が濡れている時はクルマのタイヤで出来た轍のあとの溝に注意すること。小さなゴミや鉄くずがここに集まりやすくなっているので、なるべく溝を避けて走るように心掛けるとパンクしにくい。

 

2)       適正空気圧がタイヤのサイドに必ず表記されています。空気が少ない状態で走ると段差など急な衝撃でパンクに至ります。

 

3)       前より後輪のタイヤの方が体重や駆動力やブレーキで早く磨り減ります。後ろタイヤの頂点部分が平らになりトレッドパターンが見えなくなると雨でも滑りやすくなるので早めに交換して下さい。トレッド部分がしっかりしていても、サイドにゴムの劣化による縞模様が現れたらもう交換時期です。

 

4)       タイヤを外してみないと分りませんが、リムの裏側のニップルホールの縁がきれいにカバーされていないと必ずここからパンクします。

 

 

高圧になると亀裂が現れる場合もあるので、少しでも怪しい時は交換をしましょう。

 

9th January 2011  Tech班 前島 裕

 



テックコーナーからの便り(2)

最近多い修理 その2

 

年末年始このところ多いのは、交通事故の修理です。その中でも特に目立つのは開いたタクシーのドアに衝突するケース。ドライバーは自転車がそんなに速いことを知らないのでしょうかね。

 

 こんな時壊れるのは

 

1)       ハンドルが曲がる

2)       ロードレーサーならデュアルコントロールレバーが壊れる

3)       バーテープやグリップが傷付く

4)       マウンテンバイクならブレーキレバーが傷付く、または曲がる

5)       前ホイールが曲がる、または壊れる

6)       フロントフォークが曲がる、または壊れる

7)       フレームのダウンチューブが曲がる、または潰れるなど変形する

8)       倒れた場合はサドルが傷付く、変形する、または壊れる

 

こんな事になります。

 

陽の短いこの頃は夕方特にクルマから自転車は見つけられにくいものです。事故に遭わないようにするためには、こちらから賢く逃げる事が大切です。

 

 

 予防対策は

 

1)       クルマからは自分が見えていないのだ、と思った方が良いので近付かないようにする。何時もクルマから見やすい所にいるように心掛ける。

2)       停まっているクルマに人が乗っているかどうか注意する、乗っていたらドアは何時開いても不思議はないと思う事。左右とも注意する。

3)       追い越して行ったクルマはすぐ左に寄って停まるものだと意識する。

4)       信号が青でも安心しきって進まず、ワンテンポ遅らせて周りを注意する。

 

こんなことが事故に遭いにくい心掛けです。

 

8th January 2011  Tech班 前島 裕



テックコーナーからの便り(1)

このごろ多い修理作業 その1『リアディレーラーハンガー曲がり』

最近週に1~2台、多い時は3~4台がこの修理で持ち込まれます。
リアディレーラー(後ろについている変速機)をフレームに取付ける部分のことをリアディレーラーハンガーと呼びます。近頃のアルミニウムフレームのほとんどが交換可能なこのスタイルになりました。万一、曲がってしまってもこのパーツを取り換えれば元どおりになるので助かります。

 

DSC04093.JPGのサムネール画像昔ながらのハンガー形状。 フレームと一体になっています。

  DSC04095.JPGのサムネール画像こちらは現在主流のハンガー別体型。
フレーム部分(黒)とハンガー(銀)で分かれています。

 

しか~し!このパーツはメーカーごと、モデルごとにバラバラで統一されていません。全部をいつでも用意できないので、修理が即できないことが多いのが悩みのたね。だから、ここを壊さないことが大事です。

そのために、

①乗る前に自転車の真後ろから見てリアディレーラーのプーリー(小ギア)が2ヶ垂直に並んでいるかチェックすること。

DSC04096.JPG②トップギア(一番重い小さなギア)に入りづらい時は注意が必要。

③右側に倒れた時には注意。

ディレーラーハンガーが内側に曲がったままロー側(一番軽い、大きなギア側)に変速した時に車輪に巻き込んでしまうことがあります。
ひどい時は車輪のスポークが切れ、チェーンがねじれ、変速機も壊れ、大損害です。
ご注意を。

DSC04098.JPG

現在、新宿店に在庫しているリアディレーラーハンガー。
これだけ様々なかたちがあります。

 

4th December 2010  Tech班 前島 裕

 



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